コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 非破壊検査・診断

非破壊検査・診断Ⅱ

2019年7月10日(水) 13:00 〜 15:30 第1会場 (特別会議場)

座長:渡辺健(土木), 湯浅昇(建築)

[1297] コンクリートの透気性と中性化抵抗性の関連に基づく透気試験の評価指標の検討

下澤和幸1, 山﨑順二2, 今本啓一3 (1.日本建築総合試験所, 2.淺沼組, 3.東京理科大学)

キーワード:air permeability、carbonation rate coefficient、double chamber、evaluation index、ダブルチャンバー法、中性化速度係数、評価指標、透気性

国内では,実構造物の建設時における品質管理の一つの手段として,非破壊試験が導入されるようになり,特に表層透気試験であるダブルチャンバー法[Torrent法]が,かぶりコンクリートの品質評価に適用されてきている。しかし,本試験の測定値の評価基準は未だ整備されておらず,その評価には海外での検査指針等に示された基準値を参照しているのが現状である。本論では,実構造物を模擬したコンクリート試験体による透気試験や物性のデータをもとに,透気係数と中性化速度係数との関係を求め,ダブルチャンバー法による透気試験データを評価するための指標値の一案を示した。