[1306] Preliminary experimental result of visualization and analysis of capillary pore water flow in mortars.
Keywords:C-S-H、Fukushima first Nuclear power plant、Mortar、Water absorption、X-ray CT、水分移動、モルタル、X線CT、福島第一原子力発電所、C-S-H
本論文では,X線CTスキャナを用いた多孔体の吸水過程の可視化の手法を確立するとともに,モルタルのフライアッシュの有無,細骨材の違いによる吸水速度の変化について検討を行った。X線CTスキャナから求めた液水浸入距離と時間の平方根の関係は他の論文のように比例する結果が得られ,X線CTスキャナで吸水過程を計測することは可能であることが確認された。モルタルの吸水では,吸水が進むと徐々に速度が低下する結果が得られた。これはC-S-Hの膨張により有効流路径が縮小したことによるものと推測された。