コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » 非破壊検査・診断

非破壊検査・診断Ⅳ

2019年7月11日(木) 09:30 〜 11:45 第1会場 (特別会議場)

座長:大野健太郎(土木), 兼松学(建築)

[1313] 非破壊検査測定器によるコンクリート浮き部の検出方法の検証

北川真也1, 野嶋潤一郎2, 鈴木世二3 (1.佐藤工業, 2.開発設計コンサルタント, 3.シーテック)

キーワード:impact acoustics method、non-destructive inspection、percussion、打診、打音法、非破壊検査

社会基盤であるトンネル,橋梁,桟橋等は,様々な要因によって劣化し老朽化が進展している。老朽化した構造物は,長寿命化を図るため部分的な補修・補強が行われている。補修・補強を行うには,劣化範囲を適正に選定する必要があるが,技術者の技量に左右されやすい点検や調査が行われている。そこで,筆者らは,劣化範囲を定量的に選定するため,反発度法,超音波法,打音法の3種類の非破壊検査手法に着目し検証実験を行った。実験の結果,打音法を用いることで劣化範囲を定量的に判断することが可能であることがわかり,実構造物による検討においても十分適用可能であることがわかった。