ジオポリマーⅠ

[1319] ジオポリマーモルタルの練混ぜ方法と模擬乾燥スラッジ粉の混入率が圧縮強さに及ぼす影響

後藤壮¹, 犬飼利嗣¹, 前川明弘², 廣瀬貴³ (1.岐阜工業高等専門学校, 2.三重県工業研究所, 3.丸治コンクリート工業所)

キーワード：anhydrous citric acid、compressive strength、geopolymer、mixing method、silicic acid sodium、sludge、ジオポリマー、スラッジ、メタけい酸ナトリウム、圧縮強さ、無水クエン酸、練混ぜ方法

本研究では，メタけい酸ナトリウムの粉体添加法と水溶液添加法による練混ぜ方法と模擬乾燥スラッジ粉の混入率が，ジオポリマーモルタルの圧縮強さに及ぼす影響について検討した。その結果，フロー値，空気量，および圧縮強さには，フライアッシュの品種に関わらずメタけい酸ナトリウムの添加方法や練混ぜ方法による影響はみられないことを確認した。また，比表面積が7000cm2/g程度のフライアッシュを用い模擬乾燥スラッジ粉の混入率を10％までとし，メタけい酸ナトリウムの濃度を3mol/Lとすることで，常温養生であっても，約40N/mm2の圧縮強さを呈するジオポリマーモルタルが得られることを示唆した。