コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

A.材料・施工 » ジオポリマー/新材料・新工法(材料)

ジオポリマーⅡ/新材料・新工法(材料)

2019年7月12日(金) 13:00 〜 15:15 第5会場 (107会議室)

座長:一宮一夫(土木), 梅本宗宏(建築)

[1326] 保管期間の異なる水ガラスがジオポリマーモルタルに与える影響

周藤将司1, 岡城里穂1, 三代龍之輔1, 新大軌2 (1.松江工業高等専門学校, 2.島根大学)

キーワード:geopolymer、water glass、sodium silcate、drying loss、ignition loss、flow value、compressive strength、ジオポリマー、水ガラス、けい酸ナトリウム、乾燥減量、強熱減量、フロー値、圧縮強度

ジオポリマー固化体を作製する際に用いられる材料の一つに水ガラスがある。水ガラスは日本工業規格において規格化されており,その規格に適合する製品を用いることで,ジオポリマーの性質も一定に保つことができる。しかし,長期間保管した水ガラスは,水分の蒸発によって粘性が高まることが確認された。保管期間の異なる水ガラスを用いてモルタルを作製して試験した結果,保存期間の長い水ガラスを用いた場合,フロー値は低下し,長期材齢の圧縮強度は高くなることが明らかになった。特に圧縮強度試験では,蒸気養生を施さずに常温で気中養生を継続した場合に材齢によって顕著な強度増進を示した。