コンクリート工学年次大会2019(札幌)

講演情報

第41回コンクリート工学講演会

B.構造・設計 » 構造設計・設計法

構造設計・設計法

2019年7月12日(金) 09:30 〜 11:30 第3会場 (中ホールB)

座長:渡辺健(土木), 渡邊秀和(建築)

[2001] 下階の壁が抜ける中高層RC造壁フレーム構造の水平耐力と変形

滝澤光, 板倉航大, 和泉信之 (千葉大学)

キーワード:earthquake response、lateral load-carrying capacity calculation、partial collapse mechanism、reinforced concrete buildings、time history response analysis、保有水平耐力計算、地震応答、時刻歴応答解析、部分崩壊形、鉄筋コンクリート造建築物

少数の層の柱が曲げ破壊する部分崩壊形を形成するRC造建築物は,全体崩壊形と比較してエネルギー吸収の期待できる層が少なく,地震時変形が大きくなることが危惧される。本研究では,下階の壁が抜けて部分崩壊形を形成する6・10・14階建RC造壁フレーム構造を対象として,崩壊層の比率や保有水平耐力をパラメータとした66モデルについて,静的非線形解析及び時刻歴応答解析を実施した。その結果から,崩壊層の比率に応じて1階ヒンジ柱の地震時変形角を目標変形角以下とするための水平耐力に関する条件を提示し,水平耐力発揮時の変形について考察した。