コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 混和材料/セメント

混和材料1/セメント

2023年7月6日(木) 13:30 〜 15:30 第2会場 (502)

座長:東洋輔 (土木),金志訓 (建築)

[1012] エトリンガイト・石灰複合系膨張材を用いたボックスカルバートの曲げひび割れ耐力に関する検討

前田拓海1, 樋口隆行1, 荒木昭俊1, 保利彰宏1 (1.デンカ)

キーワード:膨張材、膨張コンクリート、ボックスカルバート、ケミカルプレストレス、曲げひび割れ耐力、Expansive additive、Expansive concrete、Box culvert、Chemically pre-stress、Bending crack strength

エトリンガイト系膨張材とエトリンガイト・石灰複合系膨張材をそれぞれ用いたボックスカルバートの曲げひび割れ発生荷重について比較検討した。いずれの膨張材を用いたボックスカルバートにおいても,JIS A 5372で規定されるひび割れ荷重を満足し,ひび割れは確認されなかった。エトリンガイト系膨張材に比べて同一の添加量で大きな膨張を付与するエトリンガイト・石灰複合系膨張材は,ケミカルプレストレスが導入されることでボックスカルバートの曲げひび割れ発生荷重が向上した。少ない膨張材量で経済的に曲げひび割れ耐力に優れたボックスカルバートの配合設計ができる可能性が示唆された。