コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 混和材料/セメント

混和材料1/セメント

2023年7月6日(木) 13:30 〜 15:30 第2会場 (502)

座長:東洋輔 (土木),金志訓 (建築)

[1013] スランプ保持型混和剤を用いた35℃を超える暑中コンクリートの打重ね部の品質評価

森陽香1, 細田暁1, 柳井修司2, 菅俣匠3 (1.横浜国立大学 2.鹿島建設 3.ポゾリス ソリューションズ)

キーワード:暑中コンクリート、35℃、スランプ保持性、打重ね、品質評価、表面吸水試験、簡易貫入試験、hot weather concrete、35 degree、slump retaining、placement joint、quality evaluation、Surface Water Absorption Test、simple penetration test

打込み時のコンクリート温度が35℃を超える暑中コンクリートの品質確保を目的として,スランプ保持型混和剤を使用したコンクリートの打重ね施工実験を行い,打重ね部の品質評価を行った。スランプ保持性が高く適切な凝結遅延性を持つ混和剤を用いることで,表面吸水速度の小さいコンクリートが施工でき,打重ね部の吸水抵抗性も良好であることを確認した。また,凝結特性を現場で簡易に把握するためにN式貫入試験とT式貫入試験を実施し,各試験の貫入量とプロクター貫入抵抗値に明確な関係性が存在し,適切な打重ねのための品質管理手法として活用できることを確認した。