コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 塩害/複合劣化

塩害2/複合劣化

2023年7月5日(水) 13:00 〜 15:00 第3会場 (503)

座長:上田隆雄 (土木),福山智子 (建築)

[1108] RC床版に発生する水平クラックの要因に関する基礎研究

松田伸隆1, 武田三弘1 (1.東北学院大学)

キーワード:RC床版、砂利化現象、水平クラック、表面温度、疲労、RC slab、grading phenomenon、horizontal crack、surface temperature、fatigue

本研究では,道路橋の鉄筋コンクリート床版(以後,RC床版)に発生する砂利化現象の要因に関する検討を行ってきた。砂利化が起きている床版では,上端筋周辺に水平クラックが発生していることが多いことから,このひび割れが砂利化の要因の一つであると考え,発生要因の検討を行った。実験では,アスファルト舗装面が直射日光により60℃程度まで上昇する条件が続く条件で繰り返し載荷を受けた場合,RC床版上面部は乾燥収縮およびクリープが大きくなることで,上端筋とのひずみの差が大きくなり,水平クラックが発生しやすい条件になることを確認することが出来た。