[1127] スランプフローで管理する流動化コンクリートの流動化前後および打込み後の耐凍害性
キーワード:増粘剤含有流動化剤、流動化コンクリート、耐凍害性、気泡組織、細孔構造、Superplasticizer Include Thickener、Flowing Concrete、Frost Resistance、Air Void System、Pore Structure
本研究ではスランプフローで管理する流動化コンクリートの,流動化および打込みがコンクリートの耐凍害性に及ぼす影響を把握するための実験を行った。その結果,流動化により空気量の低下が生じ耐凍害性の低下が見られた。一方,打込み後の試料を採取した供試体では流動距離 6m まで流動化後の荷卸し試料と同等の耐凍害性を示した。コア供試体で行った RILEM CIF 試験ではコアの採取場所によらず,優れたスケーリング抵抗性を示した。また,気泡組織は中心と比べ表層で,打ち込み時の巻き込み空気が原因と思われる空気量の増加が見られたが,細孔構造の差は小さかった。