コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 高流動コンクリート/軽量コンクリート(材料)

高流動コンクリート2/軽量コンクリート(材料)

2023年7月5日(水) 15:15 〜 17:15 第4会場 (411)

座長:河合研至 (土木),斉藤丈士 (建築)

[1134] 炭酸水練混ぜによるフレッシュモルタルの粘性向上

向井仁哉1, 佐藤奨1, 大内雅博1 (1.高知工科大学)

キーワード:自己充填コンクリート、フレッシュモルタル、増粘剤、炭酸水、粘着力、粘度、self-compacting concrete、fresh mortar、viscosity modifying agent、carbonated water、adhesive force、viscosity

炭酸水練混ぜがフレッシュモルタルの粘性に及ぼす影響について調べた。フレッシュコンクリートの自己充填性能を支配する粘性の指標として粘度と面外および面内粘着力を設定し,自己充填コンクリートを想定した水セメント比45%および細骨材容積比55%のフレッシュモルタルにおける,炭酸水練混ぜによるフレッシュモルタルの粘性向上効果への影響を調べた。増粘剤は特に粘度や面内粘着力を増加させる一方,炭酸水練混ぜは特に面外粘着力を増加させた。両者の併用により粉体系自己充填コンクリートと同程度の水セメント比35%のフレッシュモルタルと同等に近い粘性を得ることができた。