コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 高流動コンクリート/プレキャストコンクリート(材料)

高流動コンクリート1/プレキャストコンクリート(材料)

2023年7月5日(水) 13:00 〜 15:00 第4会場 (411)

座長:前原聡 (土木),小泉信一 (建築)

[1141] 硬化過程で温度履歴を受けたコンクリートの水分浸透挙動に関する検討

酒井創地1, 上野敦1, 鎌田知久1, 大野健太郎1 (1.東京都立大学)

キーワード:プレキャストコンクリート、温度履歴養生、水分浸透速度係数、空隙構造、圧縮強度、precast concrete、temperature history curing、water penetration rate coefficient、pore structure、compressive strength

プレキャストコンクリート製品は養生方法が現場打ちコンクリートと異なるため,土木学会コンクリート標準示方書[設計編]で用いられている水分浸透速度係数の予測式の適応範囲外となる。本研究ではプレキャストコンクリート製品を想定した供試体を作製し,使用材料,配合,養生条件の違いが水分浸透特性および細孔構造に与える影響について検討した。この結果,水分浸透速度係数に与える影響として養生条件,使用材料による違いが確認され,水セメント比が大きくなるほどその差が明確に表れた。