[1194] 鉄筋が挿入されているコルゲートチューブとポーラスコンクリートとの付着性能について
キーワード:主筋、片側引抜き試験、単筋梁、空隙率、継手、longitudinal rebars、one-sided pull-out test、single reinforcement beam、void ratio、joining
ポリプロピレン製のコルゲートチューブ(CT)内をグラウトし,そこに鉄筋を挿入した補強筋(鉄筋内蔵CT)とポーラスコンクリート(POC)との付着性能について,片側引抜き試験と単純梁方式の曲げ試験を通じて,またPOCのプレキャスト化を目指し,鉄筋内蔵CTを利用した継手部の曲げ性能について検討した。その結果,引抜き試験体の最大付着応力度は,容積法空隙率に関連せず,ばらつきやすい可能性があること,また,継手を有する曲げ試験体は,無筋の試験体と比較して,最大曲げ荷重は大きい,などの知見を得た。