コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 3Dプリンティング/新材料・新工法(材料)

3Dプリンティング2/新材料・新工法(材料)1

2023年7月5日(水) 13:00 〜 15:00 第1会場 (国際会議室501)

座長:木ノ村幸士 (土木),寺西浩司 (建築)

[1275] 古紙リグニンを利用したボタニカルコンクリートに関する基礎研究

平城有梨1, 富山潤1, 谷中田洋樹2, 中村弘一3 (1.琉球大学 2.琉球ブリッジ 3.バイオアパタイト)

キーワード:古紙、ボタニカルコンクリート、リグニン、新材料、リサイクル、waste paper、botanical concrete、lignin、new materials、recycling

日本の古紙回収率は,1970年当初40%弱から2021年時点で81.1%と大幅に向上しており,世界でも上位の回収率である。また,利用率については,1970年当初36%程度から2021年時点で67.0%と年々高まっているが,33%程度の余剰分があり,その有効利用拡大が望まれている。そこで本研究では,古紙に含まれるリグニンを利用したボタニカルコンクリートを製作し,強度特性,リサイクル性,耐水性における基礎的検討を行った。その結果,強度特性,リサイクル性は良好な結果を示し,耐水性は課題が残った。