コンクリート工学年次大会2023(九州)

講演情報

第45回コンクリート工学講演会

B. 構造・設計 » 合成・混合構造

合成・混合構造2

2023年7月5日(水) 15:15 〜 17:15 第8会場 (409)

座長:長谷俊彦 (土木),藤永隆 (建築)

[2123] 高強度鉄筋を用いた柱RC-梁S架構の最上階柱梁接合部の構造性能に対する実験的・解析的検討

米澤健次1, 三浦耕太1, 澁市克彦1, 三井達雄1 (1.大林組)

キーワード:混合構造、接合部せん断耐力、FEM解析、プレキャスト工法、Mixed Structure Frame、Maximum Shear Capacity、Nonlinear FEM、precast Construction Method

高強度鉄筋を用いてRC柱とS梁を接合する構法を開発した。本構法における最上階柱梁接合部の構造性能を把握することを目的に,突出柱の有無と接合部形式を実験変数とした部分架構試験体を用いて,静的繰返し載荷実験を実施した。実験の結果,各試験体の接合部せん断耐力は,RC造柱梁接合部に対する既往の評価法で算定した計算値を上回り,突出柱の存在により接合部せん断耐力が向上することがわかった。さらに,実験との比較により解析精度を検証したうえで,T形接合部に対しては柱曲げ降伏先行型,L形接合部に対しては梁降伏先行型の試験体を想定したFEM解析を行い,両接合部の安定した履歴性状を確認した。