日本地球惑星科学連合2014年大会

講演情報

口頭発表

セッション記号 M (領域外・複数領域) » M-TT 計測技術・研究手法

[M-TT44_2PM1] ソーシャルメディアと地球惑星科学

2014年5月2日(金) 14:15 〜 16:00 311 (3F)

コンビーナ:*天野 一男(茨城大学理学部地球生命環境科学科)、小口 高(東京大学空間情報科学研究センター)、伊藤 昌毅(東京大学生産技術研究所)、座長:小口 高(東京大学空間情報科学研究センター)、伊藤 昌毅(東京大学生産技術研究所)、天野 一男(茨城大学理学部地球生命環境科学科)

15:15 〜 15:30

[MTT44-05] 地球科学の教育とアウトリーチのための斬新なアイディアを得る場としてのソーシャルメディア

*小口 高1石川 初1橋本 麻里2 (1.東京大学・空間情報科学研究センター、2.明治学院大学)

キーワード:ソーシャルメディア, 教育, アウトリーチ, 人の交流

研究者は専門分野の教育やアウトリーチへの貢献を期待されることが多い。専門分野を熟知している研究者は、その分野について科学的に正確な情報を伝達可能である。一方で、その分野の慣習や常識にとらわれている側面もあり、その分野について専門的な知識を持たない人の興味を惹くような説明が実は苦手な可能性もある。多様な背景を持つ人と交流が可能なソーシャルメディアは、この問題の軽減に貢献する。ソーシャルメディアは、本来の専門は自分とは異なっているが、自分の専門に強い興味を持っている人と交流する場となることが多い。参加している人の立場も多様で、純粋科学の研究者とは異なることも普通である。このような人たちが、研究者の教育やアウトリーチを有効にするための斬新なアイディアを提供してくれることがある。一方、そのアイディアに研究者が専門的な立場でコメントすることにより、アイディアの提供者も有益な知見を得る場合がある。本発表では、そのような建設的な交流について、地形学に関する事例を取り上げて検討する。