日本地球惑星科学連合2019年大会

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 O (パブリック) » パブリック

[O-08] ジオパークで地球活動をイメージする -ジオ多様性の大切さを知ろう-

2019年5月26日(日) 17:15 〜 18:30 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 8ホール)

コンビーナ:松原 典孝(兵庫県立大学大学院 地域資源マネジメント研究科)、市橋 弥生(佐渡ジオパーク推進協議会)、小原 北士(Mine秋吉台ジオパーク推進協議会)、大野 希一(島原半島ジオパーク協議会事務局)

[O08-P16] さらなる飛躍を目指す箱根ジオパーク

村山 一郎1片野 忍1、*奥津 悠介1 (1.箱根ジオパーク推進協議会)

箱根ジオパークは、神奈川県西部の箱根町・小田原市・真鶴町・湯河原町・南足柄市の2市3町で活動を展開している。当初は、1市3町で活動しており、2011年に日本ジオパークに認定された。その後、隣接する南足柄市での箱根ジオパーク参画への機運が高まったことにより、2015年5月に南足柄市をはじめ南足柄ジオガイドの会などの関係団体が推進協議会へ入会した。これに伴い、プレートの衝突や若い深成岩体(矢倉岳)など大地の動きをよりダイナミックに捉え、古代の東西日本を結ぶ足柄道や金太郎伝説、また豊かな水資源を活用した産業など新たなジオストーリーが加わった。

そして、エリア拡大及び再認定を合わせた新規認定審査を行い、2016年9月に南足柄市を編入し、魅力を増した新たな箱根ジオパークが誕生した。行政や観光事業者、地域団体など95の協議会会員で連携して、ジオツアーの開催や教育活動、環境整備事業などに取り組んできた。

 認定後もジオツアーの魅力向上やサイン・広報物の作成など地域の様々な団体が連携しながらジオパークの活動を推進しており、さらなるジオパーク活動の発展を目指している。