[G-02] 地球惑星科学のアウトリーチ

[G02-04] 位置情報を用いたジオサイト解説サービスのニーズ検証

*伊東 慶祐¹ (1.株式会社ジオ活)

キーワード：ジオサイト、アウトリーチ、位置情報

学術業界のアウトリーチは、社会から学術業界の営みに理解を得るための非常に重要な活動である。特に地球惑星科学は人類にとって最も身近と言える地球について研究を行う分野であり、科学の枠を超えて人類のあり方や人類が今後進むべき道を示すコンパスになり得る分野である。株式会社ジオ活（以下、ジオ活）では地球惑星科学分野と社会の接点を見出し、世界規模の課題の解決に寄与する事業を創出することを使命としている。ジオ活が最初に手がける事業は、位置情報を用いたジオサイト解説サービス 「G-Tour」である。G-Tourはモバイル端末での利用を想定しており、ユーザーはジオサイトの半径数メートル以内に進入するとプッシュ通知を受け取り、プッシュ通知をタップするとジオサイトの解説を読むことができる。想定ユーザーは登山客やキャンプ客などのアウトドア好きの人々で、現在（予稿投稿時）関東近郊の低山にてニーズ検証を行なっており、学会当日はニーズ検証の結果とそこから得た知見を共有する。