日本地球惑星科学連合2021年大会

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 H (地球人間圏科学) » H-TT 計測技術・研究手法

[H-TT19] 地理情報システムと地図・空間表現

2021年6月6日(日) 17:15 〜 18:30 Ch.09

コンビーナ:小荒井 衛(茨城大学理学部理学科地球環境科学コース)、田中 一成(大阪工業大学工学部都市デザイン工学科)、中村 和彦(東京大学)

17:15 〜 18:30

[HTT19-P02] CS立体図による地形認識のための情報プラットフォームの開発

*大丸 裕武1、戸田 堅一郎2、村上 亘1、世古口 竜一3、嘉山 陽一3、勝部 圭一3、今木 洋太4、飯嶋 孝史4、和山 亮介5 (1.国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所、2.長野県林業総合センター、3.朝日航洋株式会社、4.Pacific Spatial Solutions株式会社、5.ノーザンシステムサービス株式会社)

キーワード:地形、CS立体図、Web GIS、GKAN、AI

地形認識は山地の土地利用を考えるうえできわめて基礎的なプロセスである。近年急速に利用が拡大した航空レーザー測量技術は、地形を認識するうえで有用なデータをもたらしてくれる。筆者らはカナダのSafe Software社の汎用型データ変換エンジンであるFMEを用いてCS立体図を自動作成することで、山地の地形認識を支援する情報システムを開発した。本システムでは日本国内で広く用いられるLEM形式データの変換も行うことができる。このシステムで自動的に作成されたCS立体図は統一的な色調で図郭境界が連続なシームレスな外観となる。データカタログサーバCKANに空間機能を付加したGKANで作成CS立体図のメタデータカタログを提供しデータの検索を可能とし、ラスタタイル配信によってGISソフトウエアでのデータ利用をできるようにした。さらに、AIを用いてCS立体図から旧崩壊地形や森林路網を自動的に抽出する技術を開発した。