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[MIS25-06] 1995年神戸地震直前・直後に発生した震源上空の放射線ルミネッセンス
キーワード:1995神戸地震、放射線ルミネッセンス、地震発光
1995年1月17日05:46(LT)に起きた神戸地震の直前・直後、いつもであれば暗いはずの夜空は昼間の明るさになった。目撃証言も多くある中、これを実証する写真が大阪府泉大津市在住の横田昇氏により撮影されていた。撮影された写真は全部で5枚、この写真から震源方向の上空2か所でかなり明るい発光体を確認できる。この発光体は高度0.7km-2.5kmあたりに滞留していて、そこを起点に直線状に伸びたまだら模様の筋雲が放散している。この発光・筋雲は数分間の撮影時間のあいだほとんど変化がなく、寿命が長い。他の電磁波・ラドン観測データなどを参照し、この発光体が断層から放出されたラドンの崩壊による放射線(α線、γ線)ルミネッセンス(radioluminescence)であると結論づけた。