日本地球惑星科学連合2021年大会

講演情報

[J] ポスター発表

セッション記号 O (パブリック) » パブリック

[O-02] 自然災害と人 ~ジオパークで地球の声に耳を澄ます~

2021年6月6日(日) 17:15 〜 18:30 Ch.02

コンビーナ:松原 典孝(兵庫県立大学大学院 地域資源マネジメント研究科)、佐野 恭平(兵庫県立大学大学院 地域資源マネジメント研究科)、郡山 鈴夏(糸魚川市役所)、横山 光(北翔大学)

17:15 〜 18:30

[O02-P06] COVID-19対策下でのしかりべつ湖コタンの開催

*金森 晶作1、松本 宏樹1、大西 潤1 (1.とかち鹿追ジオパーク推進協議会)

キーワード:新型コロナウイルス感染症、ジオパーク

とかち鹿追ジオパークは、北海道十勝地方にある鹿追町全域を対象エリアとしたジオパークである。「火山と凍れ(しばれ)が育む命の物語」をテーマとし、寒冷な気候と関連するサイトが複数存在する。鹿追町北部にある然別湖は、とかち鹿追ジオパークの代表的なサイトで、冬季に全面結氷する。この然別湖では、1980年より冬季に「しかりべつ湖コタン」と題した催しが開催されてきた。コタンはアイヌ語で村・集落を意味し、凍結した然別湖上に村が出現する。このイベントでは、氷と雪を使ってイグルーと呼ぶ多数の建造物をつくり、アイスバーや氷上露天風呂、コンサートなどが開催される。この「しかりべつ湖コタン」も、とかち鹿追ジオパークの重要なサイトである。
2021年の「しかりべつ湖コタン」は、国内の多数の催しがコロナ禍の影響で中止となるなか、COVID-19対策を徹底した上で、2021年1月30日から約2ヶ月間の会期で開幕した。本発表では、COVID-19対策下でのイベントの実際について報告し、COVID-19影響下でのイベントのあり方について議論する。