日本地球惑星科学連合2021年大会

講演情報

[J] ポスター発表

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[O-07] 高校生ポスター発表

2021年6月6日(日) 13:45 〜 15:15 Ch.27

コンビーナ:原 辰彦(建築研究所国際地震工学センター)、道林 克禎(名古屋大学 大学院環境学研究科 地球環境科学専攻 地質・地球生物学講座 岩石鉱物学研究室)、久利 美和(気象庁)、紺屋 恵子(海洋研究開発機構)

13:45 〜 15:15

[O07-P18] 都市型津波の脅威と影響
-津波発生装置を用いて南海トラフ巨大地震発生時の津波をシミュレーション-

*須田 心咲1、*岡崎 謙心1、*佐藤 禅1、*新沼 侑晟1、*松浦 康生1、*秋澤 綾香1 (1.宮城県多賀城高等学校)

キーワード:津波、都市型津波、東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災で,多賀城市内では最大4.6mの津波が押し寄せ,188名の方が亡くなった。多賀城市で多くの犠牲者を出した要因の1つとされているのが都市型津波の特徴でもある,「思いがけない方向からも津波が押し寄せたこと」である。我々はこの特徴を基に,どのような対策を行えば波高・波速・波力を抑制させることが出来るのかについて,研究を進めている。
多賀城市で観測された都市型津波は「南海トラフ巨大地震」でも観測されると考えられている。このような被害を未然に防ぐために,津波発生装置・水源装置・建物モデルなどを使用して津波発生時の都市部をシミュレーションし,津波被害を最小限に抑えることが出来るのではないかと考えた。