日本地球惑星科学連合2021年大会

講演情報

[J] ポスター発表

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[O-07] 高校生ポスター発表

2021年6月6日(日) 13:45 〜 15:15 Ch.27

コンビーナ:原 辰彦(建築研究所国際地震工学センター)、道林 克禎(名古屋大学 大学院環境学研究科 地球環境科学専攻 地質・地球生物学講座 岩石鉱物学研究室)、久利 美和(気象庁)、紺屋 恵子(海洋研究開発機構)

13:45 〜 15:15

[O07-P45] はやぶさ2帰還時におけるドップラーシフトの初期解析

*祖父江 梓泉1、*西野 直子1、*飯田 凜凜1、*沼田 莉里1 (1.和歌山信愛高等学校)

本校では以前、はやぶさ2 の最初の地球スイングバイ時の1日分の受信データを分析し、通信周波数がドップラーシフトしていることを明らかにし、その原因が地球の自転から生じるはやぶさ2 との相対速度の変化によるものだと結論づけた。今回はやぶさ2の 帰還に際し、最接近時の3日間に加え、地球から遠ざかり始めて以降の9日間と前回よりもはるかに長い受信データを入手することが出来た。そこで地球の自転による大きな影響に加え、地球とはやぶさ2の公転による相対速度の変化がもたらすドップラーシフトへの相対的に小さな影響に関しても定量的な分析に挑戦した。