17:15 〜 18:30
[U04-P04] 成蹊学園における環境教育/ESDの取り組み
キーワード:ESD、環境教育、ユネスコスクール、実践教育
小学校から大学院までを有する成蹊学園では、95年の観測の歴史を持つ気象観測所(1926年より気象観測法に準拠した正式観測を開始https://www.seikei.ac.jp/obs/index-j.htm)に代表されるように、実験や観察、校外学習を通じた本物にふれる体験学習が成蹊教育の原点として続けられてきた。小学校の栽培活動や、中学校での自然観察教育プログラムなど、成蹊学園では創立当初より、自然との共生・持続可能な開発のための教育(ESD: Education for Sustainable Development)の理念につながる教育を実践している。
成蹊学園では、100年にわたるESDをさらに発展させるため、2018年4月にサステナビリティ教育研究センターを開設し、小学校から中学・高等学校、大学(大学院)までの連携強化によって持続可能な社会の担い手を育む教育を学園ぐるみで進める新たな体制をスタートさせた。また、成蹊大学のユネスコスクール支援大学間ネットワーク(ASPUnivNet)への加盟に続き、成蹊学園全体も2019年11月にユネスコスクールに認定され、SDGs(Sustainable Development Goals)の積極的な取り組みを行っている。
ESDやSDGsにおいて、環境教育が重要な位置づけにあることは周知のとおりである。第五次環境基本計画(平成30年4月閣議決定)では、ESDの考え方を踏まえた「環境教育・環境学習等の推進」が以下のように明記された。「環境教育・環境学習については、ESDの考え方を踏まえ、環境教育等促進法及び同法により国が定める基本方針に基づいて持続可能な社会づくりの担い手として必要な資質能力等を着実に育成する」(文部科学省日本ユネスコ国内委員会:http://www.esd-jpnatcom.mext.go.jp/about/pdf/pamphlet_01.pdf)
環境教育においては、地球惑星科学の基礎教育は不可欠であるが、ESD/SDGsといった観点での同分野における教材開発・人材交流・情報交換のための組織だった取り組みは非常に少ないように思われる。本発表では、成蹊学園が取り組んでいるESD/SDGsの事例を紹介し、セッションに参加している様々な教育機関・研究者と情報交換を行うとともに、地球惑星科学研究者による組織的なESD/SDGs推進の活動につなげていきたい。
成蹊学園では、100年にわたるESDをさらに発展させるため、2018年4月にサステナビリティ教育研究センターを開設し、小学校から中学・高等学校、大学(大学院)までの連携強化によって持続可能な社会の担い手を育む教育を学園ぐるみで進める新たな体制をスタートさせた。また、成蹊大学のユネスコスクール支援大学間ネットワーク(ASPUnivNet)への加盟に続き、成蹊学園全体も2019年11月にユネスコスクールに認定され、SDGs(Sustainable Development Goals)の積極的な取り組みを行っている。
ESDやSDGsにおいて、環境教育が重要な位置づけにあることは周知のとおりである。第五次環境基本計画(平成30年4月閣議決定)では、ESDの考え方を踏まえた「環境教育・環境学習等の推進」が以下のように明記された。「環境教育・環境学習については、ESDの考え方を踏まえ、環境教育等促進法及び同法により国が定める基本方針に基づいて持続可能な社会づくりの担い手として必要な資質能力等を着実に育成する」(文部科学省日本ユネスコ国内委員会:http://www.esd-jpnatcom.mext.go.jp/about/pdf/pamphlet_01.pdf)
環境教育においては、地球惑星科学の基礎教育は不可欠であるが、ESD/SDGsといった観点での同分野における教材開発・人材交流・情報交換のための組織だった取り組みは非常に少ないように思われる。本発表では、成蹊学園が取り組んでいるESD/SDGsの事例を紹介し、セッションに参加している様々な教育機関・研究者と情報交換を行うとともに、地球惑星科学研究者による組織的なESD/SDGs推進の活動につなげていきたい。