日本地球惑星科学連合2021年大会

講演情報

[E] 口頭発表

セッション記号 U (ユニオン) » ユニオン

[U-10] 知の創造の価値とは何か:社会の負託に対する認識と説明責任

2021年6月4日(金) 10:45 〜 12:15 Ch.01 (Zoom会場01)

コンビーナ:島村 道代(海洋研究開発機構)、Brooks Hanson(American Geophysical Union)、山中 康裕(北海道大学大学院地球環境科学研究院統合環境科学部門)、末広 潔(国立研究開発法人海洋研究開発機構)、座長:島村 道代(海洋研究開発機構)、Brooks Hanson(American Geophysical Union)

10:50 〜 11:10

[U10-02] 日本における科学と社会
科学者の社会に対する責任とは

★招待講演

*辻 篤子1 (1.中部大学)

キーワード:科学と社会、科学コミュニケーション、科学者の責任、政策のための科学、科学リテラシー

科学や技術が今日の社会で果たしている役割の大きさはいうまでもない。社会の期待もきわめて大きい。その研究に公的資金が投じられるゆえんだ。研究者にはそうした社会からの負託に応える責任がある。一方で、社会が科学に求めるものは多岐にわたり、科学コミュニティーもまた、分野によって、あるいはその立場によって、社会との関わり方が多様であることも間違いない。そうしたなかで、それぞれが科学者としての社会的責任をどう考え、それをどう果たしていくことが期待されているのか。科学記者としての取材経験をもとに考えてみたい。