10:15 〜 10:30
[MIS10-06] 中部山岳地域の積雪分布に及ぼす気圧配置と山岳地形の影響
キーワード:積雪量、山岳地形、気圧配置、日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)
昨冬、北アルプス槍穂高連峰では積雪の少なさが顕著であった。しかし、槍穂高連峰以外の山域ではそのような傾向が見られず、反対に多くの積雪が観測されているところが多い。この冬においても、1月末の時点では西穂高岳の積雪量は記録的に少なく、昨冬と同様の傾向がみられる。これには日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)の形成にともなう西からの風と、山岳地形が大きく影響していると思われる。
西穂高岳の標高2367mにある西穂山荘付近では、長年気象観測が行われており、積雪データが蓄積されている。このデータと中部山岳地域の他の地点のデータを用いて、積雪が多かった年と少なかった年の気圧配置の違い、及び山岳地形が積雪量にどう影響したかについて明らかにする。
西穂高岳の標高2367mにある西穂山荘付近では、長年気象観測が行われており、積雪データが蓄積されている。このデータと中部山岳地域の他の地点のデータを用いて、積雪が多かった年と少なかった年の気圧配置の違い、及び山岳地形が積雪量にどう影響したかについて明らかにする。