日本地球惑星科学連合2024年大会

講演情報

[J] 口頭発表

セッション記号 G (教育・アウトリーチ) » 教育・アウトリーチ

[G-02] 地球惑星科学のアウトリーチ・実践と理論

2024年5月26日(日) 13:45 〜 15:15 103 (幕張メッセ国際会議場)

コンビーナ:玉澤 春史(東京大学生産技術研究所)、塚田 健(平塚市博物館)、寺薗 淳也(合同会社ムーン・アンド・プラネッツ)、座長:塚田 健(平塚市博物館)、玉澤 春史(東京大学生産技術研究所)

14:45 〜 15:00

[G02-04] 月・惑星探査に関するインターネットでの実践的な広報・普及啓発活動 〜月探査情報ステーションの25年〜

*寺薗 淳也1 (1.合同会社ムーン・アンド・プラネッツ)

キーワード:月探査、惑星探査、SLIM、アウトリーチ

2024年1月の小型月着陸実証機SLIM着陸は、日本全体に社会的なブームを巻き起こした。これは初代「はやぶさ」や「はやぶさ2」から続く流れであり、月探査についてははじめての出来事といえるだろう。
我々は1998年より、月と月探査に関する情報をインターネットで発信するウェブサイト「月探査情報ステーション」(https://moonstation.jp)(発足時の名前は「インターネットシンポジウム ふたたび月へ」)を運用している。当時から運用主体やドメイン名などは大きく変化し、また月探査に加え惑星探査も発信する情報に加わった。しかし、当初からのコンセプトである「月への理解を深め、月・惑星探査についてわかりやすく、正しく解説する」という理念は25年経過してもいささかも変わるところはない。本講演では、月探査情報ステーションにおける25年間の広報・アウトリーチ活動について振り返り、SLIMの月着陸につながるこれまでの発信の意義や、これからの月探査動向を踏まえた今後への展望について述べる。