[H-CG25] 文化水文学

[HCG25-04] 能登半島地震による水利用影響調査速報（２）：フェーズフリーな水生活に向かう住民たち

*西田 継¹、中村 高志¹、伊藤 友里¹、野水 克也²、山本 亮³ (1.山梨大学大学院総合研究部国際流域環境研究センター、2.サイボウズ株式会社、3.株式会社　百笑の暮らし)

キーワード：能登半島地震、文化と社会、用排水、分散型システム、生活様式

速報1に続いて、発災1ヶ月後に現地調査を行った様子を、地域の水が有する文化的・社会的な側面に視線を落として報告する。地域で生き行き交う在来住民・移住者・関係人口（プロボノも）の境界、私有財・公共財・共有財の境界、それらと相互作用する自営・公営の境界、そして地震に象徴される平常時と非常時の振る舞いの境界など、複層的なあいだを意識しつつ、水資源財・水サービスに対して現代日本社会が抱える課題と将来像を考察する。