14:30 〜 14:45
[MGI29-10] ポスト富岳フィージビリティスタディと計算宇宙惑星科学
キーワード:高性能計算、大規模シミュレーション
スーパーコンピューター富岳は 2020年度に完成・共用開始し、既に3年目にはいる。宇宙惑星科学においても素晴らしい成果をあげてきている一方、様々な問題点も明らかになりつつある。文部科学省においては、2022年度から2年間の予定で「次世代計算基盤に係る調査研究」をスタートしたが、これは2024年度までの3年間に延長された。2028年度から2030年度頃の完成を目指して、富岳後継となるスーパーコンピュータ、すなわち、「ポスト富岳」について、「具体的な性能・機能等について、サイエンス・産業・社会のニーズを明確化し、それを実現可能なシステム等の選択肢を提案する」ものとされている。すなわち、ポスト富岳のフィージビリティスタディである。
実際にシステムを検討・提案する研究調査チームとして、理化学研究所を代表機関とするチームと、神戸大学を代表とするチームの2つが採択された。理研チームは複数のベンダと共同で、多様な可能性を検討してきた。神戸大学チームは、PFNと共同開発している深層学習向けアクセラレータをベースに、アクセラレータを中心とするシステム構成について検討してきた。
本講演では、講演時点で公開可能な情報をベースに、ポスト富岳のありえる姿、また今後の高性能計算機の発展の方向と、計算宇宙惑星科学の目指すべき方向について発表する。
実際にシステムを検討・提案する研究調査チームとして、理化学研究所を代表機関とするチームと、神戸大学を代表とするチームの2つが採択された。理研チームは複数のベンダと共同で、多様な可能性を検討してきた。神戸大学チームは、PFNと共同開発している深層学習向けアクセラレータをベースに、アクセラレータを中心とするシステム構成について検討してきた。
本講演では、講演時点で公開可能な情報をベースに、ポスト富岳のありえる姿、また今後の高性能計算機の発展の方向と、計算宇宙惑星科学の目指すべき方向について発表する。