日本地球惑星科学連合2024年大会

講演情報

[J] ポスター発表

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[O-07] キッチン地球科学:多様な到達点を生む実験

2024年5月26日(日) 17:15 〜 18:45 ポスター会場 (幕張メッセ国際展示場 6ホール)

コンビーナ:熊谷 一郎(明星大学理工学部)、鈴木 絢子(東洋大学)、下川 倫子(奈良女子大学)、栗田 敬(東京工業大学 地球生命研究所)

17:15 〜 18:45

[O07-P01] キッチン地球科学レシピ集の紹介と実演

★招待講演

*鈴木 絢子1熊谷 一郎2下川 倫子3栗田 敬4 (1.東洋大学、2.明星大学、3.奈良女子大学、4.東京工業大学)

キーワード:キッチン地球科学、実験

我々は、簡単な仕掛けでできるが挙動が素直でない実験が、研究者の頭のトレーニングにも、子供たち・若者を科学に惹きこむ材料にもなるのではないかと考えている。これは、いわゆるデモ実験のような理解しやすい実験・物理定数を“再発見”してみる実験では無く、一見挙動が素直ではなく解釈に戸惑うような、複雑な奥深い現象を取り扱った実験を想定している。しかしそのような実験のネタは、容易に思いつくものではない。
そこで我々は、2017年・2018年の東京大学地震研究所・共同利用経費や、2018〜2019年度の科学研究費のサポートを受け、皆で実験ネタを考え、披露し、議論する研究会や活動を実施した。その成果の1つの形として、研究会の参加者らが原稿を持ち寄って、実験レシピ集を作成し、2019年にウェブサイト上で発表した(http://kitchenearth.sblo.jp/article/186047729.html)。
本ポスターでは、このレシピ集の内容を紹介するとともに、レシピ集に掲載されているいくつかの実験やその他の実験を実演する。ぜひ参加者の方も、実験の複雑さに翻弄され、それを楽しんで欲しい。