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[PPS09-P06] 月面観測ローバに搭載する姿勢制御装置の開発
月の進化過程を明らかにするには、表層の熱流量の測定が重要である。我々の研究室ではアポロの宇宙飛行士が熱プローブを地表に突き刺して熱流量を計測した実験と同じように、ロボットローバ(熱プローブローバ)で表層を測定することを目指している。熱プローブローバは貫入したプローブで地表下部の熱流量を測定し、同時にヒータで温めた地表を上部の赤外カメラによって観測して、熱物性や熱慣性を明らかにする。宇宙飛行士によるプローブ貫入と同じように、地表面を4つのTOFセンサで測定して、姿勢をリアクションホイールで自律的に維持しながら最適な測定を行う。本発表では熱プローブローバとその倒立姿勢制御システムの開発状況を報告する。
