17:15 〜 18:45
[U15-P79] 令和6年能登半島地震後に観測された全国規模の気圧変動と津波マグニチュードの推定に関するインフラサウンドネットワーク観測データの分析
キーワード:微気圧、津波
2024年1月1日16時10分ごろ、能登半島沖で発生したM7.6の地震は、最大震度7を記録し、その直後に津波が発生した。この津波が大気の圧力変動を引き起こした可能性があり、津波発生直後に全国各地で気圧変動が観測された。これらの気圧変動には、Lamb波や大気回折波など、さまざまな気圧波が含まれており、これらはインフラサウンド微気圧センサー群によって捉えられた。
2011年の東北地方太平洋沖地震の際には津波によって引き起こされる気圧変動が捉えられ(Arai et al., 2011)、その後日本全国の主に太平洋側に多くのインフラサウンドセンサーが設置された。今回の能登半島沖地震でも、これらのセンサーが活用され、全国的に観測された気圧変動のデータが収集された。これらの気圧波は、津波の起源や上層大気の影響を受けるため、多地点のデータと音波伝搬モデルを用いた解析を行うことが重要である。
本発表では、全国的に観測されたインフラサウンドのデータを分析し、その波形や特性に基づいて津波マグニチュードの概算を行う。また、インフラサウンド観測ネットワークの役割や有用性についても議論する。
2011年の東北地方太平洋沖地震の際には津波によって引き起こされる気圧変動が捉えられ(Arai et al., 2011)、その後日本全国の主に太平洋側に多くのインフラサウンドセンサーが設置された。今回の能登半島沖地震でも、これらのセンサーが活用され、全国的に観測された気圧変動のデータが収集された。これらの気圧波は、津波の起源や上層大気の影響を受けるため、多地点のデータと音波伝搬モデルを用いた解析を行うことが重要である。
本発表では、全国的に観測されたインフラサウンドのデータを分析し、その波形や特性に基づいて津波マグニチュードの概算を行う。また、インフラサウンド観測ネットワークの役割や有用性についても議論する。