公益社団法人日本補綴歯科学会第133回学術大会 / The 14th Biennial Congress of the Asian Academy of Prosthodontics (AAP)

講演情報

シンポジウム

現地発表+ライブ配信(オンデマンド配信あり)

シンポジウム4
英語論文の執筆・査読,国際学会発表の勘どころ

2024年7月7日(日) 10:40 〜 12:10 第1会場 (幕張メッセ国際会議場 2F コンベンションホール A)

座長:江草 宏(東北大)、中島 純子(東歯大)

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[SY4-2] 若手研究者のための英語論文の書き方とコツ

*猪越 正直1 (1. 東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 高齢者歯科学分野)

[Abstract]
 研究者は,研究成果を論文として発表する必要がある.英語論文の執筆は研究者として生きていくうえで,必要不可欠な能力である.
 英語論文の執筆には一定の作法があり,これを習得することが必要になる.にもかかわらず,英語論文の書き方を体系的に学習する機会は意外に少ないのではないかと感じる.大学によっては,大学院生向けに英語論文執筆法修得のためのセミナー等を実施している所もあるだろう.そのような機会がない場合,どうしたら良いだろうか.一つ目の方法は,自分の研究分野の論文を渉猟することである.多くの論文に触れることにより,論文の構成や論文執筆に使えそうな英語表現を学ぶことも可能である.二つ目の方法は,英語論文の執筆方法をまとめた書籍を読んで学習するというものである.
 以上を鑑み,本講演は大学院生や若手研究者を念頭に,英語論文の書き方から論文の投稿,査読後の対応を体系的に習得することを目標とする.具体的には一般的な英語論文の構造から英語論文の執筆の仕方,ジャーナルに投稿するために必要な準備や,投稿する際に演者が気をつけていること,査読コメントへの返答の作成法等,普段習うことが少ないと思われる細かいTipsをお話しさせていただきたい.また最近では機械翻訳や人工知能が急速に発達してきており,論文作成を支援するツールになり得るが,取り扱いが難しいという側面もある.これらの新しい技術を適切に論文作成に取り入れるにはどうしたら良いか,考察したいと考えている.

トピックス
●英語論文
●論文投稿と査読後の対応法
●機械翻訳・人工知能