2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

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口頭発表

一般セッション » [一般セッション] 12.ヒューマンインタフェース・教育支援

[2K2] ヒューマンインタフェース・教育支援-仮想・拡張現実・エージェント

2018年6月6日(水) 13:20 〜 15:00 K会場 (3F あじさい・もくれん)

座長:瀬田 和久(大阪府立大学)

14:20 〜 14:40

[2K2-04] 実物体の把持移動に適合するAR描画システムの構築と評価

〇稲留 広貴1、曽我 真人1 (1. 和歌山大学)

キーワード:Kinect、点群、拡張現実感、物体追跡

従来の人型の仮想物体を利用した人物画スケッチ学習支援システムでは,事前に用意された人型モチーフを選びスケッチを行うというものであった.そのシステムでは,学習者がリアルタイムで人型モチーフを直感的に操作して好みのポーズに決めることは出来なかった.そこで本研究では改善案として,学習者がデッサン人形をタンジブルインタフェースとして用い,それをリアルタイムに好みのポーズに変化させ,仮想のモデルの姿勢を変化させる手法を提案する.具体的には,RGB-Dカメラから点群データを取得することが出来るPCLをKINECTで用いることによって,実物体の3次元座標を取得,トラッキングし,人型の仮想物体を重畳表示させることで直感的操作を実現するシステムを提案する.システムの検証実験では,追跡精度を図る精度検証を行い,システムの改良点について考察した.