2018年度人工知能学会全国大会(第32回)

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近未来チャレンジセッション » [近未来チャレンジセッション] NFC-3 卒業③:コト・データベースによるモノ・コトづくり支援

[2K3-NFC-3a] 卒業③:コト・データベースによるモノ・コトづくり支援(1)

2018年6月6日(水) 15:20 〜 17:00 K会場 (3F あじさい・もくれん)

座長:西村 拓一(産業技術総合研究所)

16:00 〜 16:20

[2K3-NFC-3a-03] 環境に適したテーラーメイドの「脳トレ」プログラム開発のための効果検証

〇押山 千秋1、三輪 洋靖2、須藤 千尋3、清水 栄司3、西村 拓一2 (1. 大阪大学、2. 産業技術総合研究所、3. 千葉大学)

キーワード:テーラーメイド、脳トレ、学校

子どものメンタルヘルスの問題は顕著になってきている。近年、子どもたちがその発達の中で多くの時間を過ごす学校教育現場での予防的取り組みの重要性が指摘されている。心の健康には認知機能が影響している。子どもに対する認知機能トレーニング「脳トレ」の効果も検証され、「認知機能」や「知能指数」が向上したと報告されている。認知機能向上のための脳トレの効果が近年報告されているが、子どもの精神状態を健全にすることを目的にした脳トレプログラムはまだない。また、予防教育が行われる学校生活の文脈に取り入れる形での検証は行われていない。さらに、どのプログラムが、どのような効果をもたらすのかについて、詳細に検討されていない。子どもの精神疾患予防の視点から、学校において短時間で行える、タブレット型コンピューターを用いた、脳トレーニングプログラムを開発し、その効果を検証することを本研究の目的とした。まずは広範囲な脳部位が活性化するメンタルローテーションを使う。61名の大学生に2週間のトレーニングを行った結果、および、小学校4年生1クラスでトレーニングを行った結果を報告する。