[2K4-NFC-3b] 卒業③：コト・データベースによるモノ・コトづくり支援(2)

[2K4-NFC-3b-01] イベント参加者の属性情報および行動履歴データの分析と活用

〇大和田 智之¹、山下 和也¹、大前 智嵩¹、本村 陽一¹ (1. 国立産業総合研究所)

キーワード：pLSA、データマイニング

実社会におけるビッグデータの収集，例えば購買行動に関する人のIDと商品ID，場所(店舗)や時刻などのデータ(ID-POSデータ)収集と，これを用いたデータ分析はサービスの改善への応用事例も多い．こうしたマーケティングの分野における商品の購買履歴(POSデータ)だけでなく，webにおける検索履歴やアクセス履歴の活用，さらに実世界の位置情報を付与したGPSデータ付き画像データなどを用いた人の行動分析など，その対象はさらに広がってきている．

本研究では新たに大規模なイベントにおいて，来場者全員にID付きカードを付与することで来場者の属性(年齢や性別など)を登録し，さらに来場者が訪問した展示ブースでカードを端末にタッチすることで得られる回遊データの分析を行った結果を報告する．また，このイベント支援システムの今後やさらなる活用方法についても検討する．