2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)

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[4H3-J-13] AI応用: 農林水産

2019年6月7日(金) 14:00 〜 15:40 H会場 (303+304 小会議室)

座長:波部 斉(近畿大学) 評者:大谷 雅之(近畿大学)

15:20 〜 15:40

[4H3-J-13-05] 冷蔵庫内青果物のための鮮度評価システムの提案

〇三瓶 和輝1、井上 聡1,2 (1. 埼玉工業大学大学院、2. 埼玉工業大学)

キーワード:鮮度評価、ガスセンサ、バナナ

青果物の消費期限は無記載であり、食品ロス問題が発生する。また、視覚障碍者は、腐敗の状態を判別できず、安全な食事が困難である。そこで、植物ホルモンであるエチレンに着目し、バナナの腐敗過程の定量を試みる。エチレンは発芽、果実の成熟など、植物の成熟過程に広く関与している。本研究では、エチレン計測システムのハードウェアを作成し、またそれに連動してカメラ撮影や温度湿度を日付ごとに記録するソフトウェアを開発する。さらに、これを用いることで、青果物の成熟経過を確認するだけでなく、実際の青果物が腐敗していくか検証し予測することを目的とする。この結果、バナナの鮮度変化と内部品質の関係性が認められたため、実験データを蓄積し機械学習・深層学習を用いて色彩の変化や内部品質の関連性の解析を行うことで、
バナナの鮮度を評価・予測できる可能性が示された。