2019年度 人工知能学会全国大会(第33回)

講演情報

一般セッション

一般セッション » [GS] J-2 機械学習

[4O2-J-2] 機械学習: ユーザ満足の向上

2019年6月7日(金) 12:00 〜 13:20 O会場 (1F 展示ホール左奥)

座長:関 喜史(Gunosy) 評者:大岩 秀和(Google)

12:40 〜 13:00

[4O2-J-2-03] 絵本創作におけるオブジェクト配置手法の提案

森 直樹1、〇藤野 紗耶1 (1. 大阪府立大学 工学研究科)

キーワード:深層学習、絵本生成、機械学習

近年,機械学習の飛躍的な発展を背景として,人工知能(Artificial Intelligence: AI)が社会における重要な基盤技術として注目されている.
しかしながら,創作に関する分野への AI の適用は現在でも極めて困難であると考えられている.
本研究では AI 技術を用いた人間の心に響く絵本の自動生成について検討し,現在提案中である"ユーザ内のとある感性観測に基づく対話型デジタル絵本'' (Interactive digital picture book with Observing Kansei ∈ User: IO∃K)において重要な絵本オブジェクトの自動配置手法を提案する.
IO∃K はユーザに内在しているある感性に着目し,その感性に基づいて作られた画像とストーリーを融合してデジタル絵本を作成するシステムである.
なお,IO∃K という名称は,著者たちにとって深い思い入れがある国鉄 103 系電車に着想を得ている.
今回は IO∃K の持つモジュールの中で,オブジェクト自動配置モジュールについて提案する.