2020年度 人工知能学会全国大会(第34回)

講演情報

オーガナイズドセッション

オーガナイズドセッション » OS-14 不安を緩和するAI

[2F1-OS-14] 不安を緩和するAI

2020年6月10日(水) 09:00 〜 10:40 F会場 (jsai2020online-6)

田中 文英(筑波大学)、上出 寛子(名古屋大学)、檜山 敦(東京大学)

09:20 〜 09:40

[2F1-OS-14-02] 握ると同時に握られるロボットハンドを用いた人の痛み軽減の試み

〇イム ユチャン1、田中 文英1 (1. 筑波大学)

キーワード:ソーシャルタッチ、ロボットハンド、痛みの軽減、ヒューマンロボットインタラクション

この論文では, 人間とロボットの間の相互作用に用いられる2つの異なるサイズのロボットハンドで構成された握り合いデバイスを紹介する. 先行研究によると, ロボットと人間の間に連帯感が形成されていなくても, ロボットデバイスとのソーシャルタッチが成り立つことが示されている. したがって, 我々はソーシャルタッチのポジティブな効果のひとつである痛み軽減効果を, ロボットハンドとのソーシャルタッチから得ることができるという仮説を立てた. この仮説を検証するため, 幼児の手と類似な大きさを持つ小型ロボットハンドと, 大人の手と類似な大きさを持つ普通型ロボットハンドを開発した. 我々が提案するデバイスは, ユーザが小型ロボットハンドを握ると同時に普通型ロボットハンドに握られる(包まれる)ものであり, これによって, ユーザが痛みを感じる局面においてその痛み知覚を軽減しようとするものである.

講演PDFパスワード認証
論文PDFの閲覧にはログインが必要です。参加登録者の方は「参加者用ログイン」画面からログインしてください。あるいは論文PDF閲覧用のパスワードを以下にご入力ください。

パスワード