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[2F1-OS-14-02] 握ると同時に握られるロボットハンドを用いた人の痛み軽減の試み
キーワード:ソーシャルタッチ、ロボットハンド、痛みの軽減、ヒューマンロボットインタラクション
この論文では, 人間とロボットの間の相互作用に用いられる2つの異なるサイズのロボットハンドで構成された握り合いデバイスを紹介する. 先行研究によると, ロボットと人間の間に連帯感が形成されていなくても, ロボットデバイスとのソーシャルタッチが成り立つことが示されている. したがって, 我々はソーシャルタッチのポジティブな効果のひとつである痛み軽減効果を, ロボットハンドとのソーシャルタッチから得ることができるという仮説を立てた. この仮説を検証するため, 幼児の手と類似な大きさを持つ小型ロボットハンドと, 大人の手と類似な大きさを持つ普通型ロボットハンドを開発した. 我々が提案するデバイスは, ユーザが小型ロボットハンドを握ると同時に普通型ロボットハンドに握られる(包まれる)ものであり, これによって, ユーザが痛みを感じる局面においてその痛み知覚を軽減しようとするものである.
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