2021年度 人工知能学会全国大会(第35回)

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[1J4-GS-9a] ヒューマンインタフェース:分析・評価

2021年6月8日(火) 17:20 〜 19:00 J会場 (GS会場 5)

座長:下川原 英理(東京都立大学)

18:00 〜 18:20

[1J4-GS-9a-03] 姿勢推定による作業同定ー作業偏差の定量化に向けてー

〇中村 圭佑1、山本 泰生1、西村 雅史1、青木 崇浩1,2、塩野 由紀2、中野 貴行2、山本 亮治2 (1. 静岡大学、2. ヤマハ発動機株式会社)

キーワード:行動推定、情報可視化、産業応用

多くの製造現場においてデジタル化が推し進められる今日,現場に根付くリアルデータを活かす要素技術が求められている.本研究では,汎用的な姿勢推定モデルを用いて,動画データから組立作業の一連の工程を同定する問題に取り組む.人の手が介在する組立作業においては,熟練度や工程に応じて作業時間の変動が生じる.本研究では,この時間的変動を作業偏差と呼び,姿勢推定による作業同定を介したケーススタディを通して,作業者・工程毎の作業偏差を定量化することを試みる.4つの工程からなる簡易的作業の同定問題では,識別精度は約85%以上であり,4工程を正確に同定できることを確認した.他方,作業工程数を15に増やした場合,一部の工程で同定できないものが存在した.作業偏差を定量化するケーススタディでは,人手による同定結果と機械学習モデルによる同定結果の2つをそれぞれ用いて評価を行った.作業時間に関わる問い合わせ文を用意し,人手とモデルそれぞれでクエリ結果を比較した.

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