09:20 〜 10:00
[3E1-OS-5a-02] (OS招待講演) 課題構造と関係性が議論の主観的効果に及ぼす影響
キーワード:グループディスカッション、評価
VUCAの時代において大学における議論スキルの獲得は発達的・社会適応的な観点から重要性が増している。本研究は,アーギュメンタティブ・ディスコースの促進要因として発見された課題構造とグループ内の関係性が議論の主観的効果に及ぼす影響を明らかにすることを目的とする。大学生36名を対象に,3名のグループごとに課題構造(手続きに従って議論するか,自由に議論するか)とメンバーの関係性(競争するか,協力するか)の2要因2水準の実験を実施した。自己評定尺度を用いて,相互理解志向得点,拡散思考志向得点,合意形成志向得点の3つの得点を従属変数とした。分散分析の結果,すべての従属変数に共通して高かったのは自由・競争の条件であった。一方,共通して低かったのは手続き型・協力条件であった。
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