16:00 〜 16:20
[4E4-OS-11d-02] ベッドサイド見守り声掛けロボットのシナリオベース対話への応答と対話継続時間
キーワード:見守り声掛けロボット、シナリオベース対話
本研究の目的は、ベッドサイドで声掛けを行うロボットを利用した、高齢者の健康状態をアクティブにセンシングするロボット対話システムの開発である。健康状態の推定には、ロボットに対する応答や、見守りシステムの環境センサデータを用いる。応答を健康状態推定に用いるため、対話システムの要件として、対話の促進と継続が挙げられる。そこで本研究では、シナリオベース対話を基本としたロボット声掛けを行う。
対話の促進及び継続に必要な対話内容の調査にあたり、シナリオベース対話実験を開始した。本稿では、第1段階として実施した予備実験の結果と、今後に向けた課題について報告する。実験では、音声認識は用いずにシナリオベース対話を行った。システムの評価のために、音声認識を伴う雑談対話システムとの対話を実施し、対話の自然さや、対話継続欲求についてアンケートで調査したところ、雑談対話システムとの有意な差はみられなかった。また、返答内容と発話継続時間については、参加者からロボットに質問する様子も見られた。直前のロボット声掛けに限らず、対話の流れを整えることで、対話相手からより長く返答を得られる可能性が示唆された。
対話の促進及び継続に必要な対話内容の調査にあたり、シナリオベース対話実験を開始した。本稿では、第1段階として実施した予備実験の結果と、今後に向けた課題について報告する。実験では、音声認識は用いずにシナリオベース対話を行った。システムの評価のために、音声認識を伴う雑談対話システムとの対話を実施し、対話の自然さや、対話継続欲求についてアンケートで調査したところ、雑談対話システムとの有意な差はみられなかった。また、返答内容と発話継続時間については、参加者からロボットに質問する様子も見られた。直前のロボット声掛けに限らず、対話の流れを整えることで、対話相手からより長く返答を得られる可能性が示唆された。
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