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[4F1-GS-10l-02] ファジィ関係マップによるごみ焼却発電施設の燃焼安定度の解析
キーワード:ファジィ関係マップ、燃焼安定度、ごみ焼却発電、ファジィ理論
ごみ焼却発電施設では、ごみを安定して燃焼させるために、不安定な燃焼を予測して対処する必要がある。現状では、いくつかのセンサの値がしきい値を超えたときに警告を出しているだけである。燃焼には多くの要因が関係しており、少数のセンサの値だけでは燃焼の安定している度合いをうまく解析できない。しかし、ごみ焼却発電施設では多数のセンサが取り付けられており、ある場所で異常が起きるときはその前兆が他のセンサの値に現れることが多い。
そこで、安定時の多くのセンサ間の関係を求めておき、これと一致している度合いにより安定度を計算する方法としてファジィ関係マップを提案する。ファジィ関係マップは、基準となるデータ群のセンサ間の値の関係をファジィ集合間の関係として表現して、その関係の強さを決定する。そして、未知データに対しては、基準データの関係マップと一致している度合いを求めることにより、安定度を計算できる。
ある施設のデータに本手法を適用した結果、COの5分間の移動平均や蒸気量偏差率などの複数の不安定な燃焼状態を少なくとも数分前に検知できることがわかった。さらに判定精度を向上するための手法についても考察した。
そこで、安定時の多くのセンサ間の関係を求めておき、これと一致している度合いにより安定度を計算する方法としてファジィ関係マップを提案する。ファジィ関係マップは、基準となるデータ群のセンサ間の値の関係をファジィ集合間の関係として表現して、その関係の強さを決定する。そして、未知データに対しては、基準データの関係マップと一致している度合いを求めることにより、安定度を計算できる。
ある施設のデータに本手法を適用した結果、COの5分間の移動平均や蒸気量偏差率などの複数の不安定な燃焼状態を少なくとも数分前に検知できることがわかった。さらに判定精度を向上するための手法についても考察した。
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