2021年度 人工知能学会全国大会(第35回)

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[4F2-GS-10m] AI応用:移動と交通

2021年6月11日(金) 11:00 〜 12:40 F会場 (GS会場 1)

座長:幸島 匡宏(NTT)

11:20 〜 11:40

[4F2-GS-10m-02] 車両種別を考慮したマルチエージェント動的信号機制御システムの提案と実装

〇林 健1、井原 史渡1、山田 悠司2、藤森 立2、須賀 聖2、栗原 聡1 (1. 慶應義塾大学理工学部、2. 慶應義塾大学理工学研究科)

キーワード:交通信号制御、マルチエージェント

交通渋滞は経済的損失や大気汚染,交通事故の増加など様々な問題を引き起こすため,世界中の都市部などで深刻な問題とされている.これを解消するために,渋滞の一因となっている交差点において,信号機を適切なパラメータを用いて操作する研究が盛んに行われている.現在日本では予め設定した制御パラメータを用いて制御する方法や交通管制システムという集中制御方式を用いた方法で信号制御が行われている.特に後者の手法の一つである MODERATO が主要交差点に導入されているが,この手法は動的環境下において即応性欠ける点や制御エリアの拡大縮小などの柔軟性に欠けるといった問題がある.これに対し本研究では即応性が高く,柔軟に制御エリアを変えることができる自律分散信号制御システムを提案する.具体的には先行研究で提案されたばねモデルを基に,大型車両と普通車両の車両種別による違いを考慮したモデルへと拡張した手法で交通流が円滑になることを確認した.さらに実証実験が行われることを想定し,実際にこのモデルの物理的な分散化作業を行い,適切にモデルが動くことを示し,実証実験への準備を進めた.

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