2022年度 人工知能学会全国大会(第36回)

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[3O4-GS-5] エージェント:社会問題解決

2022年6月16日(木) 15:30 〜 17:10 O会場 (Room 510)

座長:大澤 正彦(日本大学)[現地]

16:30 〜 16:50

[3O4-GS-5-04] COVID-19家庭内接触感染リスクの可視化

〇倉橋 節也1、向井 大誠3、大竹 景子2、関根 由可里 2、中島 敬祐2、杉山 淳一2、瀧沢 岳2、柿澤 恭史2 (1. 筑波大学、2. ライオン株式会社、3. 早稲田大学)

キーワード:新型コロナウイルス、接触感染、エージェントベースモデル

外出時に手や持ち物に付着したウイルスが、自宅のさまざまなアイテムに伝播していく状態を再現するモデルを構築し、家族への接触感染リスクについて可視化を行った。帰宅後行動調査データから、 場所・行動・接触物などのデータを抽出し、行動履歴表、行動確率表、接触確率表、訪問回数表、接触回表、停止条件表などを作成するとともに、実験室でのウイルス実験から、飛沫接触後のウイルス伝播率を測定した素材伝播率表を作成した。間取りを設定し、作成した確率表に基づいて行動するエージェントが、家庭内接触行動を繰り返し実施することで、付着したウイルス量をから感染リスクを推定した。 実験では、取得したデータから作成した住人エージェントが、帰宅後に確率的に移動行動と接触行動を行い、外出時に手や持ち物に付着したウイルスが、自宅のアイテムに伝播していく状態を再現し、その接触物を観測した。その結果、 帰宅後30分以内のウイルス付着接触物は,玄関周りやキッチンなど広範に確認され、早期の手洗い行動の有効性が示唆された。

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