2022年度 人工知能学会全国大会(第36回)

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[4N3-GS-5] エージェント:応用

2022年6月17日(金) 14:00 〜 15:40 N会場 (Room 501)

座長:岩城 諒(IBM)[遠隔]

15:20 〜 15:40

[4N3-GS-5-05] 再利用制御器合成を用いた自己適応システムにおける実行時の離散制御器合成時間削減手法

〇有岡 勇紀1、山内 拓人1、鄭 顕志1 (1. 早稲田大学)

キーワード:離散制御器合成、自己適応システム、Labeled Transition System

変化する環境下で機能要求を満たすように動作する自己適応システムは、環境の変化を検知してシステム自身を再構成することで実現される。既存研究では、このような自己適応システムを実現する技術の一つとして、環境の変化を環境モデルに反映させ、更新された環境モデルと要求モデルに基づいて離散制御器合成を行うことで新しい制御器を合成する方法が提案されている。しかし、離散制御器合成は大規模な環境や複雑な要求に対して膨大な計算時間を必要とし、実行時の制御器の再合成に適用する際の課題となっている。本論文では、前回の制御器合成結果の一部を再合成時に再利用する、再利用制御器合成を提案する。3つの具体的なシステムの例題を用いて、再利用制御器合成の有用性を評価した結果,従来の制御器合成と比較して,最大で約0.1%の実行時間でコントローラの再合成が可能であることがわかった.

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