[13p-B12-1~18] 2.2 検出器開発

[13p-B12-17] 光ファイバ式小型線量計の高エネルギーX線に対する検出特性評価

〇畠山 修一¹、上野 克宜¹、上野 雄一郎¹、田所 孝広¹、根本 善誉² (1.日立研開、2.日立ひたちなか総合病院放射線治療センター)

キーワード：放射線治療、光ファイバ式小型線量計、単一光子計測

X線治療装置の品質保証及び品質管理のための高精度な位置測定、また治療中の患者体内のリアルタイム線量モニタの実現に向け、光ファイバ式小型線量計を開発中である。Φ0.7×2 mm厚 のNd:YAGを用いた小型線量計を試作し、10 MVのX線照射時の波高スペクトル評価結果から単一光子計数モードで動作することを確認した。また、治療に利用される線量率範囲79 ~ 319 Gy/hにおいて、線量率線形性の測定精度が1％F.S.以内であることを確認した。