[14a-C31-1~10] 3.7 レーザープロセシング

[14a-C31-3] 軸対象偏光パルスCO₂レーザーによる炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の穴あけ

〇新谷 實海¹、足立 幸謙¹、遠藤 雅守¹、宇野 和行² (1.東海大理、2.山梨大工)

キーワード：軸対象偏光、CFRP、CO2レーザー

軸対称偏光パルスCO₂レーザーにより炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の穴あけを行ったところ、アジマス偏光にのみ特異な穴あけ速度向上が観測された。原因を調べるため、各偏光で数ショット照射した穴を電子顕微鏡で観測した。アジマス偏光は穴が深くなっていくのに対し、ラジアル偏光は横に広がっていく様子が観察された。ラジアル偏光において、切断された炭素繊維がアンテナとなって光電場とよく結合したためと推定している。