2016年第63回応用物理学会春季学術講演会

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シンポジウム(口頭講演)

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[19p-W541-1~14] 化合物薄膜太陽電池の高効率化技術の現在と未来

2016年3月19日(土) 13:15 〜 18:45 W541 (西5号館)

田中 久仁彦(長岡技科大)、峯元 高志(立命館大)

14:15 〜 14:45

[19p-W541-4] CIGS系化合物薄膜太陽電池の高効率化技術の現在と未来

柴田 肇1 (1.産総研)

キーワード:半導体、太陽電池、CIGS

NEDO ロードマップPV Challengesで2030年の目標とされている、基幹電源並みの発電コスト7円/kWh(ジェネレーションパリティ)をCIGS系化合物薄膜太陽電池で実現するためには、モジュール変換効率を20%まで高める必要があり、そのときの小面積セル変換効率は25%という非常に高い値であると考えられる。その高い目標を達成するためには、従来技術の延長線上にある技術開発では不充分であり、材料の種類や成膜技術を抜本的に見直して、何か根本的なブレークスルーを行うことが必要であると考えられる。本報告では、CIGS系化合物薄膜太陽電池の高効率化技術の現状を、産総研の研究開発状況を含めて紹介し、併せて上記ジェネレーションパリティの達成に必要と考えられるブレークスルーの概要を述べる。