2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[7p-A503-1~17] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2017年9月7日(木) 13:45 〜 18:45 A503 (503)

三浦 篤志(北大)、早水 裕平(東工大)、古川 一暁(明星大)

14:15 〜 14:30

[7p-A503-2] [講演奨励賞受賞記念講演] 材料表面に形成された吸着タンパク質の組成および構造変化との細胞接着挙動との相関の解析

廣原 周1、前川 達洋1、丹生 隆1、関根 泰斗1、林 智広1,2 (1.東京工業大学、2.理化学研究所)

キーワード:プロテオーム解析、細胞応答、MALDI-ToF-MS

細胞・生体組織の初期応答には吸着タンパク質層が重要な役割を果たしており、巨視的な生体適合性にも深く関わっている。しかし、タンパク質層を形成するタンパク質の構造、組成などを包括的に解析した研究はない。我々は独自の組成分析手法を用いて、血清中から人工材料表面に吸着したタンパク質の組成を定量的に分析した。さらに、血清タンパク質の吸着後の構造変化の分析と組み合わせて、接着細胞の初期応答との相関を見出した。